‐勇者とエリスの塔‐
レードはすごく動揺している。
「私……。貴方のこと好きにたったかもしれない。」
「……………えっ…………。」
思わぬ告白にレードは驚いた。
「ずっと胸が熱くて……。これって恋かなって思ったの……。」
レードは黙って聞いていた。
エリスは続けた。
「でもね、私は魔王の娘。貴方の敵。だから恋しちゃ駄目って思ったけど、………………この気持ち抑えられない……。」
レードは抱きしめた。
「抑えられなくていいよ。俺もだから。……魔王の娘とか、関係ねーよ。……………言ってくれてありがとな。」
2人は再びキスをした。