‐勇者とエリスの塔‐
なんだと魔王は聞いた。
「貴方の娘さんをください!!!!」
魔王はポカンとした。
この勇者は突拍子もないことを言うと。
魔王は大笑いをした。
「アッハッハッハッハ!!!お前は面白いヤツだな!!!!!!………………私の娘を幸せにしてやってくれないか?……私が出来なかったことをしてくれ。」
「ありがとうございますっ!!!!!!!」
レードは深くお辞儀をし、勢いよく外をでた。
外ではエリスが待っていた。
「どうだった??………途中でお父さんの笑い声が聞こえたけど……。」
「それは秘密だっ!!!」
「ええええ!?なんでぇ??」
そしてレードは優しくレイスにキスをした。
「………俺と結婚してくれないか?…………。」
エリスは予想外の言葉に顔を真っ赤にして驚いた。
「え??…ええええええええええええ!?!?!?!?!?」
「嫌か??」
「………そんなことはないけど…………。」
「…結婚してくれるんだな?」
「……うん!!」
エリスは恥ずかしながらも笑顔をみせた。