‐勇者とエリスの塔‐

翌朝。

「おはようございます、姫。」

「まだ寝てるのになんで起こすのよ……。」

「朝でございますから…。」

「うるさいっ!!!」

エリスは渋々起きて来た。

「今日も勇者を食い止めるわよっ!!」

「オーッ!!!」

そして、エリスはクマのぬいぐるみを手にとった。

闇の魔法をかけた。

「姫っ!この度は命をくださりありがとうございますぅ!!頑張ってこの塔をお守りいたしますぅ!!」

(なんかコイツウザい………。)

「よろしくお願いするわ!!」

「姫!ミスティ国の勇者がこっちに向かって来ておりますぞ!」

エリスはモンスター達に各フロアにつくように命令した。

クマは最後のフロアのようだ。

「んん!?姫、今回は勇者が1人の様ですな!!なめられたものですね!!!」

「ホントだわ!!でも、気を抜いてはダメよ!」
勇者が塔に入って来た。
ゴブリン隊。10秒で撃沈。

「弱っ!?ゴブリン隊頑張りなさいよっ!!!」

ゴブリンをおもくそ蹴った。

「い゛だい゛です…、姫…。」

勇者はフロア5まで来てしまった。

「勇者ごときにてこずってんじゃないわよっ!!しかも1人に!!」

エリスの怒りは爆発寸前だ。

しかし、ベヒーモス隊も1人の勇者にあっさりやられてしまった。

ついに最後のフロアに来てしまった。

そのフロアでは鉢とクマが喧嘩していた。

「姫を守るのは私の役目ですっ!!」

「いや、私ですぅ!!!」
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