きみと一緒に、――短編集――
きみと春

せんぱい






俺がこの桜川高校に入学してから、もう一ヶ月が経つ。


特に部活に所属してない俺は気の合う仲間と毎日意味もなく地元を練り歩いている。



つまんねえ




それだけが頭の片隅をいつも支配して、いくらばか騒ぎしていようが笑っていようが、そんなことお構い無しにこの言葉が頭をよぎる。






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