空の映るところ
そんな私は音楽の専門学校に進学する事になった。

専門学校と言ったらとても立派なモノを想像すると思うが、そんな大それた学校ではなくて。

個人でやっている、こじんまりとした学校だった。

ギリギリまで高校へ行く事と迷っていたが、正直色んな事が面倒くさいと感じていた。

3年間もまた校則に縛られる事。

勉強。

人間関係。

将来の事。


やりたい事をやろうと思った。

今しか出来ないと思った。

みんなと同じ道を歩むのは、なんとなく嫌だった。

それも理由のひとつだ。

そして、
今まで何も無かった人生を変える、大きなチャンスかもしれない、と
何処かで期待もしていた。
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