SWEET BUTTERFLY
「そうだ千歌、お婆ちゃんちに遊びに行かない?」
「…なんで?」
「ほら、パパ帰って来たらすぐに寝ると思うから。」
「チカ、パパと遊びたい〜」
「ダメだよ…お婆ちゃんちに行こう?」
あまり気乗りしない千歌を私の実家に連れていくと
まだ、私達夫婦の問題を何も知らないお母さんがにこにこ笑顔で出迎えた。
「大翔君、風邪?」
「そうだと思うけど…
千歌がいたんじゃあ、ゆっくり寝れないと思うから少しの間、千歌の事あずかってもらえない?」
「いいわよ、いいわよ。
どうせならちぃちゃんと夕飯たべたいから、夜迎えに来てよ」