SWEET BUTTERFLY
「どうもこうも無いわよっ!!
あんたの態度にも、あんたの親ももう、うんざりなの!!」
息を荒くしたまま大翔を睨みつけると少しの間、呆然としていた彼が静かに聞いた。
「何で俺の親を持ち出すの?」
「知ってるのよ!
あんたが親に私の愚痴を言ってる事くらい」
「…なんだよそれ。」
その後、黙ったまま何も言わない大翔に怒りは高まる一方。
ダンッッッ!!
握りしめた拳を一回、テーブルに叩きつけると大翔の眉間に皺が寄る。
「仮にも、飯を食わせてもらってる立場でその態度はないんじゃないの?」
でた。大翔の十八番。
私が何か言えば必ず、『養ってやってんだぞ。』