SWEET BUTTERFLY
翌日、千歌を公園に連れていった帰り
洗濯物を取り込んでいる私の元へ千歌が茶封筒を持ってきた。
「千歌?
なにそれ?どこから持ってきたの?」
「玄関。
郵便やさんがプレゼントしてくれたんだよ」と満面の笑顔で渡された封筒を手にした瞬間
「家庭裁判所」と書かれた文字に目を疑った。
まさか…?
まさかだよね?
見る見るうちに身体中から血の気がひいていくのを感じた。
「…ママ?」
私の表情が一変した事に気づいた千歌が不安そうに私の顔を覗きこんだ。
「いや、何かの間違いかもしれないし…
私の勘違いかもしれない。」