鎧―キミヲ守ル―
「女子高生、人気投票…。は?涼花が2位っ!??」



飛鳥は紙を見ながら、私以上に叫んだ。

“涼花”という言葉に、準も飛んで来た。



「「涼花がな…。ハモんなよ!!」」



準と飛鳥が睨み合う。

私は瞬斗に顔を向けると、瞬斗は私の肩に顔を乗せた。



「飛鳥ん家に昨日、準が泊まったんだと。そしたら、一目惚れ」



「老け顔が好きなんだね」



準はイケメンだけど、老け顔で、年上にモテる。



「お前は俺が涼花と付き合うのがそんなに嫌か?」



「本気なのか?」



「本気じゃなきゃ、仲間の妹に手は出さねぇよ」



準の言葉に、飛鳥は「それなら良いけど…」と、落胆しながら椅子に座る。
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