鎧―キミヲ守ル―
「飛鳥の気持ち、俺にはわかんで(笑)」



聖が飛鳥の肩を抱くと、飛鳥は「お前だけだよ」と、泣き真似をする。

私には意味がわからず、勝手にクッキーを食べてる峡と哲司を見た。



「あんたら彼女はいらんの?」



「「翼以上の女が居ないから」」



「……っ;;」



不覚にも赤くなる。

投票だって、私なんかが1位だし。



「涼花は翼と違い、清楚なお嬢様で良いけど」



そんな私を鼻で笑って来た準。

私は準を睨んだ。



「てか、お嬢様って何や?キモい」



…あ、口が過ぎた…;;

私は謝ろうと準と飛鳥を見上げた。
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