鎧―キミヲ守ル―
「タイマンというかイジメやな。ま、やるからには負けへんけど(笑)」



私の声に教室の中が静まった。

…何でや?;;

私は周りを見渡す。



「翼ちゃんは出ない方が良いかと;;」



目が合った変態に言われた。

こいつに言われたくないしね。



「黙れや変態」



「スイマセン;;」



変態は私にヘコヘコと謝りながら座る。

私は足を組み、「私がラストや」と言った。



「じゃあ、決定で;;」



平塚先生は苦笑しながら言う。

私は「負けんなよ?」と、瞬斗たち以外に喝を入れ、勝利を誓った。




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