鎧―キミヲ守ル―
準の時から、明らかに明瀬は本気度を増してる。

自分の存分の力を出している。

このままだと、飛鳥・航・瞬斗は大怪我をする。



「私が行く」



聖にだって、怪我をさせたくない。

私は携帯をネクタイを聖に預けた。



「私が終わらせる」



明瀬の前に立ち、平塚先生に頷く。

ーーピーッ

笛を吹く平塚先生。

私は準のように殴り掛かるフリをした。

拳を掴もうと手を伸ばす明瀬。

私は刹那に拳を引っ込め、飛びながら回し蹴りをした。

ーードカッ

けど、明瀬はよろけながらも体勢を整えた。

私は勢い良く聖に振り返る。
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