鎧―キミヲ守ル―
「おい…」



そんな私の前に、胸に手を当てた明瀬が現れた。

私は明瀬に目も合わせず、「何や」と返事を返す。



「俺を倒すとは、どこの人間だ…」



「どこのって……関西出身やけど」



「族に所属してないのか」



「興味ない。だからね、雑魚さんは職員室にお戻り下さいね(笑)」



私は明瀬に手を振りながら、見送る。

明瀬は平塚先生に付き添われながら体育館を出た。



「それにしても、あいつは強かった」



回復した哲司が、青アザの出来たお腹を擦りながら立ち上がる。

私は「けど、私に負けたから(笑)」と言いながら、体育館を出た。





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