鎧―キミヲ守ル―
「満足ー」



私はお腹を撫でながら立ち上がり、食器を返却口へ運ぶ事に。

けど、瞬斗が「良い」と、カレー皿と一緒に、私の分も戻してくれた。

1人で椅子に座りながら、“煙草が吸いたーい!”と思って居ると、前に誰かが座った。

誰か知らないから、私はシカトする。



「君、可愛いね。転校生なんだよね?さっき校庭で見たよ。俺、国見圭ークニミケイー。同じ3年。よろしく」



…だから何やねん。

私はただ国見を見ていた。

何も言うわけじゃない。



「翼、行くぞ」



「うん!」



みんなが出口の所に居る中、聖が私を迎えに来た。

私は国見に何も言わず、聖の元に行こうとする。
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