鎧―キミヲ守ル―
私は瞬斗を見上げる。

…ここには、2人だけ…。

自分に自己暗示を掛け、瞬斗のTシャツの裾を掴み、背伸びをする。

唇が触れ合えば、瞬斗のファンクラブのヤツからは悲鳴、聖たちからは冷やかしと拍手が届く。

他の人たちは、本当にキスをした事に絶句している模様。

けど、自己暗示を掛けてしまったら、なかなか解けないのが私。

瞬斗の腕が腰に回れば、私は瞬斗の首に腕を回し、キスを止めない。



「……ん、ふっ……」



声が漏れたって、瞬斗から離れたくない。

私の咥内を舌で犯し、幸せをくれるのは、瞬斗だけでしょ?
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