鎧―キミヲ守ル―
「ねぇ、瞬斗」



「あ?」



「…ホテル行こっか…(笑)」



ここでは出来ないけど、でも、瞬斗に沢山の愛を伝えたい。

言葉だけじゃない。

体からも、愛は溢れて来るんだね。

私はギュッと瞬斗に抱き着く。

瞬斗との思い出、私は大切にして行きたい。

数えきれないほど、作って行きたい。



「覚悟してんだな?」



「覚悟?」



「俺、電気は消さないのがこだわりだから」



「…………消すに決まってるやろっ!;;」



覚悟の意味を取り違えていた私は、瞬斗の頭を叩いた。

…この、変態がッ!!





< 175 / 210 >

この作品をシェア

pagetop