鎧―キミヲ守ル―
食器を返却口に運び、聖に支えられながら裏庭に行くと、私はすぐにベンチへ寝転んだ。



「苦しゅうて敵わん;;」



「タダやからって食うからや!
腹八分目にせな、今ここに敵でも来たらどないすんねん」



「縁起でもない事、言うな!」



「せやかて、わからんやろ?」



「……」



聖に言われ、問題全部が解決してない事を思い出した。

全てを捨ててここに来た私だけど、ヤツらには関係ない事。

私たちを見付けたら、また命懸けのバトルが起こる…。
< 179 / 210 >

この作品をシェア

pagetop