鎧―キミヲ守ル―
私のこのスマイルに怯えちゃってー。

本当に可愛いんだね?



「先生。今から春川さんの歓迎パーティしようや!」



「なっ、彼女は中川さんと違いますから!だだ、ダメですっ!;;」



「私と違うねー…」



何だろう。

彼女の横顔をジーっと見てるだけでもわかる。

私たちと同じニオイがする。

猫被りしてそうで、何か引っ掛かる。

平塚先生が話をしてるのを見計らい、準に目配せ。

すると、すぐさま頷き、飛鳥が弄んでた教室に置きっぱなしになってた野球ボールを、春川さんへと投げた。
< 189 / 210 >

この作品をシェア

pagetop