鎧―キミヲ守ル―
「も、無理……」



「もう?じゃあ、カレーもサラダも貰うで?」



「いっぱい食え」



…言ったな?

言っちまったな、瞬斗君!

これは私に与えられたご褒美?

食べなきゃ損。

哲司も限界に達したのか、1人もくもくと食べ進める。

お茶やお肉を瞬斗と哲司に取りに行かせ、新たにウインナーを投下。

網二つ、私だけのお肉で埋もれてる。

贅沢って、怖いなぁ。



「つ、翼…;;」



「聖!時間まだあるやろ?
いっぱい食べなあかんで!」



呆れる聖を尻目に、空いたお皿を重ねる夏賀さん。

…どないしよ…。



「瞬ごめん。イクラおかわり!」



「え…;;」



迷った時は、食べましょう!
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