鎧―キミヲ守ル―
「うぇ、あ、あ、はっ!!?」



「…ウエハース?」



「え、あ……うわぁ……」



言葉にならない。

話にならない!

…25歳で、紳の秘書?

肩を組んでた事は、親密さを表してたと思う。

でも何で、秘書がここに!



「ごめん!お礼はちゃんとするでまた!」



「あっ、おい――ッ!!」



…ヤバいヤバいヤバい…!

音楽室を飛び出し、尿意も忘れて教室へとダッシュッ。

「退けや!」と変態やそのダチを突飛ばし、聖の背中に飛び付いた。
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