鎧―キミヲ守ル―
「翼、こいつらを信じろ。ゆっくりでもえぇから」



俺の言葉に、翼は顔を上げた。

俺が言ったが本心なのか、俺の目を探るように見て来ている。



「…聖が信じるなら、私も信じんで。裏切ったら、殺るかも知れんけど」



「信じて良いよ;;
殺られたくないし!;;」



飛鳥が焦りながら答える。

そんな飛鳥、みんなの前で、翼が微笑んだ。

昔のように、美しい、可愛い微笑みを見せた。



「「「「可愛い…」」」」



準・峡・哲司・飛鳥は、翼の微笑みに、小さく声を漏らした。

航はジーッと見とれ、瞬斗は、そんな5人を睨んで居た。

俺が瞬斗にニヤッと、顔を逸らされた。

…惚れたな。

瞬斗はクールぶってるが、俺にはわかりやすいヤツだった。




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