鎧―キミヲ守ル―



聖が6人に私がキレた理由(わけ)を話したらしく、飛鳥に謝られた。

平謝りの飛鳥に、私は「えぇよ」としか言えない。

みんなの輪に戻れば、聖にみんなを信じろと言われるし、私は納得するしかなかった。

聖が信じた人を、私が信じないわけない。

私が聖を信頼してるから。



「今日から仲間だな(笑)」



「せやからて、翼に触らんでえぇわ!」



飛鳥が私に抱き着こうとすると、聖が飛鳥の体を押した。

私は聖の楽しそうな顔に安心し、ここで、この仲間で、新しい自分を見出だせそうだと確信した。

しかし何故、私は瞬斗にいつも睨まれてるんでしょう…?

…まぁ、えぇんけどな。
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