鎧―キミヲ守ル―
「俺らが怖いなら、ちゃっちゃとヤらせろよ(笑)」



「怪我せずに帰れるぞ?」



…アホかてめぇら。

ーードカッ



「―――うっ!;;」



私は手前に居た男の腹を、強さを計る為に蹴飛ばしてみた。

…こいつらは強いかも知れない。

ただ、痛がるだけ。



「女が意気がるな――ッ!!」



ーーバキッ

私が殴られる位だし。



「プッ……」



口の中が切れた私は、血を地面に吐いた。

私をキレさせたら、どうなるかを教えてあげないと。

私は我を失い、目の前に居るヤツらに、狂ったかのように、殴り掛かった…―――。




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