鎧―キミヲ守ル―
「私はもうすぐ18や!!
酒は呑むし、煙草かて吸う!
好きな人やって居んねんで?
そんな私のどこが10歳やっ!!」



「「「「『……』」」」」



静まり返る学食。

私は周りを見渡す。

学食内には私たちしか居なかったが、何てカミングアウトをしてるんだ;;

“好きな人やって居んねんで?”

…あ゛ー!!!;;

私は頭を抱えながら、座り込む。

聖は「よしよし」と私の頭を撫でるが、全く嬉しくない。



「裏庭、行って来る」



そんな時、瞬斗が立ち上がった。

怖い表情で、学食を出て行く。



「「俺も!」」



峡と準が瞬斗を追う。

私はその姿を、見届けるしか、出来なかった。
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