鎧―キミヲ守ル―
しかし…確かに両想いだけど、付き合いは別の事。

途端に恐怖が襲う。

けど、どこかスッキリした自分が居た。

言いたかった事が、言えたから。



「おい」



「……」



「訊いてるのか」



…私か!;;

瞬斗が聖に話し掛けてると勘違いした私は、また聖の背後から瞬斗を見る。



「はい…;;」



「付き合え」



「どこに;;」



「「は?;;」」



私は何か間違った事を言ったのだろうか。

瞬斗と聖が、呆れながら私を見ている。

私は「何やねんっ!;;」と、聖からも離れた。

すると、聖が瞬斗に何かを耳打ちした。
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