鎧―キミヲ守ル―
「今日から転校して来た、中川聖。こっちは双子の姉の翼。よろしゅうな」



聖は普通に答えて居る。

まぁ、聖までも愛想を悪くしたら、居心地が悪い場所になるから仕方ないか。



「おー!よろしゅうよろしゅう!(笑)
関西人だぞー!(笑)」



緑髪が関西弁を真似ながら叫ぶ。

聖を気に入った様子だ。

嫌がる聖を他所に、勝手に握手をし、後ろに居るみんなに叫ぶ。

すると、金髪2人と、青髪が近付いて来た。

赤髪と銀髪はチンタラ歩いて居る。

私はしゃがみ込み、煙草が吸えない事にイライラする為、グリーンガムを二粒、口に入れた。

すると、太陽の光を遮るゃうに、誰かが私の横にたった。

黒と白のスニーカー。

私はガムを噛みながら、その人を見上げた。
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