鎧―キミヲ守ル―
私は白いエプロンを付け、聖の横に立ってフライパンを出した。

聖は肉じゃがだけで済まそうとしているけど、大食いの私と、私までとは言わなくとも、良く食べる哲司と準には足りないだろう。

冷凍しておいた鶏肉のオレンジ漬けをレンジで解凍し、出したフライパンでソテー。



「味噌汁は揚げとネギでえぇやんな?」



「うん」



渡されたネギを切り、後は聖に任せてお風呂場へ。

サボってないかを偵察に。

でも、飛鳥はちゃんと働いて居た。

瞬斗は柱に凭れながら、飛鳥に指示だけ出していた。
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