奈落

良太と初めての二人乗りを体験して、初めての約束を交わしたあと。


見慣れた学校の姿が視界に入ってきた。



沢山の生徒で賑わっている学校。


上を見上げると、
自分の教室の窓が見える。


………ん?



……そこには見慣れたりぃの姿。





ボーっと空を見てた


ここから呼んで聞こえるかなぁ……。



「りぃいいい~!!!!」



思いっきり叫んで手を振ってりぃに存在をアピールする。



……するとりぃがゆなの声に反応してこちらを見た。



「おはよーっっっ!」



ゆながそう叫ぶと。


りぃは急接近な二人を見て、あまりにビックリし過ぎだのだろう。






・・・・口が開いたままだった。
< 36 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop