奈落
やばい・・・
だんだんイライラしてきた
切れそう…
「りぃ。
ゆな公園行って来る」
「え…?!
なんで公園(笑)?」
何もしらないりぃは笑っていた。
「りょうたのモトカノから電話がきて
なんか意味ありげな事ゆわれて気になるし。
なんかむかつくし行って来る。」
「行くってちょっ…
ゆな?!?!」
──…そう言うと、
ゆなはカバンをバッと無造作に持ち上げ教室を飛び出した。
春風がゆなの頬に突き刺さる。
モトカノとりょうたの今の関係って
何!?!?
頭に巡る疑問
走っては考え、
考えては走り。
ようやく辿り着いた公園には───……。