天使に恋した悪魔 番外編
緋李視点




翌朝 私は昨日の事を報告した。


「あのね、司、靖くんもエリカちゃんも幸せみたいだよ?」


「?エリカも・・・?」


「あの二人付き合ってるんだって。」

「へぇ!そうなんだッ」

司は少しビックリした顔をした。


ねぇ 司。
私ね・・・

私は司の腕に自分の腕を絡ませる。

「あ、緋李?」

普段ならこんな事しないけど
エリカちゃんの事呼び捨てにしたのに
ヤキモチ焼いちゃうんだもん。

しようがないよね。

「ね?司。」

「え?何が?」

司はキョトンとしている
もぅ 鈍いな。

私はこれだけ好きなんだよ?

私は司の唇に
自分の唇を寄せた。

「・・・緋李!?」

司はビックリして顔を赤く染めている。
でも気にしない。

「司、好き。」

「・・・・俺も。」


私たちはこれからも
離れる事がないのだから。




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