歪んだ目 短編
外へ
そんなある日の夕方。
自分に見えるものは何かを、ふと考えた。
何もなかった。
ここまではいつも通りだった。
それじゃあ、「視える」ものは?
降って湧いたかのような自分への質問に、
私は応えることが出来なかった。
『視える』?
自分に見えるものは何かを、ふと考えた。
何もなかった。
ここまではいつも通りだった。
それじゃあ、「視える」ものは?
降って湧いたかのような自分への質問に、
私は応えることが出来なかった。
『視える』?