私とあの子




どこからか

何かを蹴るような音が耳に入った

私は吸い寄せられるように

音がする方に走っていった…


そこには…

びっしょり汗をかきながら
ボールを壁に蹴り続けてる男の子がいた…

私はただ壁にボールを蹴り続ける
その男の子をただずっと見ていた
まるでアニメを夢中で見る子供のように




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