校舎の中で
あたしはそっとドアまで近ずいた






「先生……
あたしじゃ先生の一番になれませんか?」


部屋の中から聞こえるかわいらしい声がかすれながらも聞こえる



きっと女の子は泣いてるだろう…




「ごめん
俺知ってのとうり教師だし生徒とかかわり持つ気ないから…

ごめんな……?」



あたしの心に激しい波が来るのがわかる


前にもあったこの波……





こんな気持ちには二度となりたくなかったのに…


あたしは居てもたってもいれなくてそのばから逃げてしまった







逃げったて意味ないのは前から分かってたのに





あたしはこの現実からまた逃げてしまった







あたしはホントに弱い人間だ



どうしようもなく



どこもにもいない

こんな弱い人間は








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