校舎の中で
そして月日は流れて答案返却日



ちなみに試験が終わってから初登校



それはドキドキです



今回は柄にもなく勉強したし


いい結果だと嬉しい



「おはよー


とうとうこの日が来たんな


何度来てもなれんよ俺は」



後ろからハルの声がする


「おはよハル


今回あたし自信あるんだ♪」



だって頑張ったもん


「おーーそうかいそうかい



おめでとさん」




あたしの頭を撫でる


でもあたしを子供扱いしてーー


気に食わん!!


「じゃーー試験終わったしいつでも俺んち来い


仕事教えるから」



「了解」


そう言ってあたしの前から消えていった



「朝からテンションたけーな



そんなに自信あるのか?」


後ろからはあたしの大好きな声



「先生!!

おはようございます」



「おう

おはよ 



お前数学残念だった俺があんなに見てやったのに」



え……


うそーーー


なんでーー


そんなバカなー


頑張ったのにーー



「まーーまた後でな」


手を振る姿はあたしをキュンってさせるけど…



今は辛くさせた…





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