校舎の中で
自分の教室に着くと黒板に今日の時間割が張ってある



数学はなんと



最後だー


隣の担任だから最後はないと思ってたのに


でも最後に来るのも複雑だな



だって今回一番迷惑かけた先生の科目が良くないとか…



この先気分が重いよーー



************





キーンコーンカーンコーン



「席着けー


うるセー奴ら黙れよー


点数引くぞーー」



チャイムと同時に入ってくる


ふと目が合った気がしたけど気のせいかな?


みんな席に着き号令がスムーズに終わる


怒ると怖いからみんな先生の時は行動が速い



「おーーし高校生初の定期試験お疲れ


まー俺的にはみんなのレベルが知りたかったから



簡単にしようと思ったんだが今回は


少し難しいのでどれくらいできるかを試そうとつくった



しかーし


悔しいことに平均は70とそーとーいい結果だ



うれしいと言えばいんだが正直なところ悔しい



まーーホントお疲れさん


番号順に来てとりあえず返すから」



今までの先生のあいさつの中では一番短いけど


一番心に残る言葉だ



先生あたしはあなたのそんなところが大好きです




でも



「こらーーーたーまーきーーーー


そんなとこにいたって点は変わらないぞ


速く来なさい」





はーーーまぢでテンションがーーーーー







「はい



お疲れさん」



ほんとだよーーー




あたしは意を決して回答用紙を開いた





< 60 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop