『金持ち心♀♂貧乏心』
その後は、無理やり抱きしめられ、抱えられた。
幼い私は、知らない男に抱きかかえられたことで、恐怖を覚えた。
生暖かい体温、気持ち悪いほどの息。
私はその男の顔を覚えていない。
ただ「この可愛い身体を、僕の包丁で切り刻み、コレクション・・・」と言っていたのはなんとなく覚えている。
私はすぐにSPによって助けられ、何も無かったように終わったが。
悪夢の日々はそれからだった。
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