『金持ち心♀♂貧乏心』
本当は、パーティーの日から落ちていたのかも知れない。
素のお前、裏のお前。
そのすべてを知っているのが俺だと思うと嬉しかった。
背中を刺されたときも、俺はお前だけが助かればいいと思った。
薔薇園をやめて欲しく無かった。
でも、俺が辞めることになったんだ。
こういう時、カッコイイ奴は、「迎えに来る」とか言うんだろうが、俺はお前とは別世界の人間になる。
俺からすれば、元の世界に戻る。
だから、お前と想いを伝え合うのは無理だ。
まぁ、お前は俺が嫌いって分かってるんだけどな。