『金持ち心♀♂貧乏心』
変わったお嬢様と日常
_______________
「おはようございます。美桜さま」
あれから月日は流れ、美桜は大学2年生。
「おはようございます。皆さん」
美桜は天使の微笑みで返した。
「戻ったのね。美桜。」
「いいのか、悪いのかだけどな。櫂也がいなくなって、最初はどうなっちまうかと思ったけど・・・・」
「部屋にこもって、骨が丸分かりだったもんね・・・。今では全部、元通り。でもあのテンションは辛さを隠すっていうのも、少しはあるのかもね。」
莱華と來斗は、人に囲まれる美桜を遠くから見ていた。
「桜羅はNYか。後継ぎも大変だな」
「あんたもでしょう?」
「そうだけどさ。美桜も桜羅も凄い。強いな」
「桜羅は別に変わって無いでしょう?変わったのは美桜だけよ」