『金持ち心♀♂貧乏心』




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「おはようございます。美桜さま」


「・・・・・・・。」




美桜は無視して、廊下を進んでいく。




美桜は兄のいる、3-Aに向っていた。



「美桜さま。おはようございます」


「・・・・・・・・。」




「美桜。おはよう」


「おはよう。來斗」




美桜は無表情のまま、來斗に挨拶すると、桜羅のクラスに入って行った。




美桜にとって、3年生の学年は怖くない。


美桜は一年生なのにパシリをさせるし、頭は下げられるし、美桜にとってこの学園は退屈で仕方ないのだ。





「ゲッ。美桜」



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