『金持ち心♀♂貧乏心』
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美桜は、目をパチパチさせていた。
ホームセンターの値段は、美桜にとって見たことの無い値段だった。
「何故、桁が5つまでしか無いんです?」
美桜には理解しがたいことだった。
櫂也はそんな美桜を無視して、ホームセンター内を進みに進んでいく。
「2桁って・・・ありえない・・・・」
「本当にお嬢様だな」
立ち止まっている美桜の手を引き、櫂也は携帯のメモ機能を見ながら、お目当ての物を探していた。
『どうして、私、こんな所来ちゃったんだろう』と美桜は思うが、想像以上に庶民の土台?となるホームセンターは楽しく、飽きなかった。