『金持ち心♀♂貧乏心』
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ある街の商店街。
美桜は学園と同じように、真ん中を歩く。
でも美桜のことを知らない庶民が、道をあけるはずもナク・・・。
――ドォン
――バサァ
とぶつかっていく。
「もう、私が通ってるんだから、道をあけなさいよ!」
そんな言葉がここで通用するはずもナク。
美桜のイライラは高まっていた。
「お嬢ちゃん。どう食べるかい?」
「くれるの?ありがとう」
声が聞えて、美桜はある一つのスーパーに目を向けた。