王子様に囲まれて・・・①




朝から溜まり場にくるなんてやっぱりおかしかった








いきなり遊びに行こうなんておかしかった








少し様子がおかしかったのにも気づいていたはずだった









なのに・・・・・・・












俺はまた美鈴を守れない・・・・・・








俺はまだ大切な人も救えない








おもぐろに携帯をみるともう5時を回っていた








すると携帯に電話がかかってきた







俺は美鈴と思って急いで電話に出た











『もしもし?美鈴か?』








しかし帰ってきた声は美鈴じゃなかった









剛「もしもし?凌駕さんっすか?俺です。剛です。今memmrnの倉庫に総長がきまして『美鈴が来たのか?』ーーーはい」









美鈴が倉庫に・・・・?






そこで思い付くのはあの大荷物だ







妙にやな予感が大きくなっていく









剛「総長から伝言を預かったんで電話させてもらいました」






『・・・・・・・伝言?』









その後に続けられた言葉は俺の例えを確かなものに変えてしまう言葉だった




















剛「『勝手なことしてごめんね。たぶん凌駕が思っていることが合ってるとおもう。ありがとう』って」















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