王子様に囲まれて・・・①
ーーーーーーニューヨーク
突きつけられた言葉は俺をあまりにも苦しめる言葉だった
ことの重大さにみんな気づきはじめたのか空気が慌ただしくなってきた
ーーーーーー「それでも仲間だ」
なんであの日にそう言えなかったんだろう
なんで走り去って行く美鈴を追いかけようとしなかったんだろう
俺はとっさに美鈴に電話をかけた
「お掛けになった電話は現在電波の届かないーーーーーー」
でも聞こえてくるのは規則正しい機械音のみだった
龍『圭、美鈴の居場所掴めるか?』
圭「ブロックが固すぎて無理です。GPSも探知が不可能です」
和「なんでや!!なんで美鈴は黙って行くねん!」
敦「落ち着け」
和「・・・・この状況で落ち着いてられるわけないやろ!!」
敦「・・・・・・怒鳴っている暇なんかねぇよ!!」
みんながみんな焦って周りが見えなくなってきていた
俺は最後の望みをかけてある提案をした
龍『いまからmemmrnの溜まり場に向かうしかねぇ』