きみがすきだから。



「傘、入れてくれてありがと。」

あたしが傘ないから、ふーやは
ぬれないようにって家まで送ってくれた。

「いーえ!そん代わり、
 今度おれとデートな!」

え_?
またいきなりなによ。

でも、今日 傘に入れてもらったし・・
しかも家まで送ってもらったし・・

しょうがないかな。

「わかった、いいよ」

とびきりの笑顔を見せた。

「ほいじゃ、明日な~」

ふーやがあたしに手を降り、
背中を向ける。

ふーやの背中にむかって
あたしは手を振る。


ふーやがの姿が見えなくなり、
あたしは家のドアを開けた。

< 15 / 40 >

この作品をシェア

pagetop