【仮】変態家庭教師のとなり。
彼はあたしに雨が当たらないようになのか、あたしに少し覆い被さるようにしてホテルに向かって走った。
激しい雨と風で体が冷えきって寒い。
でも彼の腕がどこか暖かくて、あたしはゆっくり目を閉じた。
―――――――……
あたしは誰かに抱かれている気がして、目を覚ました。
「―――…っ?」
目を開けると、隣には知らない男の子………
しかも、あたしは下着姿で隣の彼は上半身裸―……っ!!?
あたしは回らない脳を必死に回転させ、昨日の記憶を辿る。