【仮】変態家庭教師のとなり。



そう言えば、さっきから体が痺れて熱っぽい。



「………んん…」

彼がまた少し寝返りをうつ。
起きるかな、と思って彼の顔をのぞき込む。



この人、すっごいカッコいい。


オレンジ色に近いふわふわした髪の毛。

まつげは女子に負けないくらい長い。


少し見惚れていると、彼は少しだけ目をあけた。


やっ、ヤバい!


彼は完全にお目覚めのようだ。

そして、あたしに視線を向けると目を見開いてベッドは押し倒した。



「ひゃあッ…」

この人、何考えてっ…


あたしが少し睨むと彼は


「寝てろ」


そう言ってあたしの上から退き、服を着だした。



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