【仮】変態家庭教師のとなり。



「へっ?」

その声の主は、どうやら先生だったらしい。

「そーかそーか、そんなに俺が好きか」

いや、訳分かんないっす。

先生は背中にぶつかったのを抱きついたと思っていたらしい。

ハッキリいいますと、その勘違いは超迷惑…


「じゃ、勉強するかあー」

先生はそう言って、勝手に部屋にあがっていった。


それに続いてあたしも部屋に入る。


「せんせっ……」
「んー……?」

勉強って、どっちだ?


ただの勉強なのか、
………それとも。


「残念。最初はただの勉強だよー」
「えっ!!?あのっ……」

なんで分かるのよッ……

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