【仮】変態家庭教師のとなり。



「やっぱ、無理だよね」


好きだけど、分かってる…


あたしには遠すぎる存在だって。

先生はかっこいいし、優しい。


彼女だっていると思う。


でも。

だったら、なんであたしにキスなんかしたの?




「沙良、良かったじゃん!!!」

「えっ?」


麻美チャンは笑って言った。

「応援する!ぜーったい!」

麻美チャン……

そう言って麻美チャンはあたしの手を握った。


「………うん、ありがとっ」

< 48 / 170 >

この作品をシェア

pagetop