dragon
◇王家1
ドラゴン・・・。
昔本で読んだことがある
架空の存在
そうだったはず
なのに・・・。
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「なにっ…ドラゴンの目撃・・・!?」
「はぃ・・・。街人が数名・・・。海で見かけたそうです」
家来が眉間に皺をよせ、膝を付く
「ばかな・・・。ドラゴンは存在しないのだ」
どうせ鳥かなにかの間違いだろ。
俺はそう思った
「ですが…。」
「いいから下がれ、俺は忙しい」
ばからしい・・・。足手にしてられなぃ
家来は頭を下げると部屋をでていった
昔父上からなんどか聞いたことがあるドラゴンの存在
凶暴で、翼があり、火を吹く
すべてを焼き尽くす、跡形もなく
「考えるだけ時間の無駄だな・・・。」
窓を開けると温かい風が吹き抜ける