隣の席の王子様!?
隣同士


うわーーーやばい...やばすぎる...

私は、徳野芽衣【とくのめい】高2で17歳。
すっっっっごいドジっ子。
これでも...恋してます!!!!!!!!!!

そんな私がなぜ今やばい状態かというと...
なんと、なんとぉ!!!!
席替えであの大好きな当真君と
隣同士になってしまったという...。
でもくじ運が悪い私。
周りはイマドキのチャラチャラ系の人ばかり...。
うわ、どうしようしゃべれる人いないじゃん。
でも当真君いるし。
ってぇ、私当真君とあんましゃべったことなかったんだった!!!!!!

私が当真君を好きになったのは、
1年の時だった。
ある日教室に一人の男子が私を訪ねてきた。
「これ廊下に落ちてたよ。」
私のハンカチを拾ったという。
私は彼に綺麗にたたんだハンカチを受け取りお礼をいった。
きっと几帳面な人なんだな。
しかもすごく笑顔がさわやかな人だった。
そう彼こそが当真君。まさに”王子様”だ。
その日から私は当真君のことが好きになった。
でも当真君といままでしゃべれたのはその時だけ。
せっかく2年になって同じクラスになれたっていうの
にそんなんじゃ意味ないじゃん。
 
私はひとり考え事をしていた。
ふと視線を感じた私は前の方を向いた。
親友の愛羅だった。愛羅は小学校からの友達だ。
愛羅は口パクで何かを言おうとしてる。
「よ かった じゃん ?」
私も口パクで
「ありがとう」と返事をした。
でも当真君と隣だからといっても話すことすらできない。
だって絶対緊張しちゃうもん。
てか、もうこの時点で心臓破裂しそう...
帰ってからも当真君のことでいっぱいいっぱいだった。






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